いじめで不登校、専門学校へ進学するには?

いじめは減少するどころか、年々増加傾向にあります。さらにいじめの低年齢化やSNSなどによるネットいじめも問題になっており、SNSを通じての悪口は広く拡散される事になるため、より陰湿さが増します。今回は、もしいじめ等が原因で不登校になった場合、どのような方法で抜け出す事が出来るのかについて調べてみました。

不登校になる原因はいじめ?

子供が不登校になる原因は様々です。友達とのトラブル、勉強についていけない、集団行動が苦手、複雑な家庭環境などが挙げられますが、昔から不登校=いじめのイメージが強く持たれています。実は世間一般に公表されている数字を見ると、意外といじめによる不登校の割合は少なく、他の原因が大部分を占めています。

ただし、それは学校が認識していないだけで、当の本人は「いじめられた」と深く心に傷を負っている可能性もあるのです。公になっているいじめはクラスで話し合いが開かれたり、担任がいじめっ子に直接指導するなどして、状況を改善させる余地はあります。

問題はいじめが公になっていないパターンです。プライドが邪魔をしたり、親に心配させたくないという思いから、いじめを受けていても誰にも告げられず我慢しているのですが、結果的には精神のバランスが崩れてしまい、不登校になってしまうのです。

両親や周りの人間は理由がわからないため怠けていると責めたり、強引に学校へ連れて行こうとすると、それが逆効果となって長く家に引きこもる可能性も出てきます。

不登校になってしまった子への親の対応

何らかの原因で子供が不登校になってしまった場合、子の味方となりサポートしてあげなければいけないのは両親です。もちろん学校の先生に連絡して協力を求める事も必要になりますが、子供にとって一番身近で信頼できるのは親しか居ないのです。

まず親が失敗しがちなのが、不登校になった原因をしつこく聞いてしまう事です。誰かにいじめられたのか、嫌な思いをさせられたのかと心配になるのは当然ですが、必ずしもいじめが原因とは限りません。また子供が言いたくないと強い意志を持っているなら、本人が言いたくなるまで待ってあげる事が大切なのです。

そして子供を責めるような行為も避けなければいけません。いじめられた相手にやり返さないから、気持ちが弱いからと責めたところで問題の解決にはなりません。子供も本当はやり返したいけれどやり返せない、気持ちを強く持ちたいけれど持てない、そういった苦しい状況なのです。

そこに輪をかけるように両親が責めたてると、子供は誰にも本音をぶつける事が出来なくなってしまいます。学校へ行きたくないと感じるのは何かしら嫌な事があるからで、子供の心も傷ついている状態です。精神的に安らげる、リラックスできる場所を作ってあげる必要があり、それには責める事も、逆に腫れ物に触るような態度もNGです。

不安感や焦りを見せず、どっしりとした余裕を持って子供に安心感を与えるようにします。

不登校になった時の家庭での過ごし方

不登校になってしまった時、家庭での過ごし方にも気をつける必要があります。心が傷ついた状態だからと甘やかし、ゲームやテレビなど好きな事ばかりをさせていても意味がありません。いつ学校へ戻っても大丈夫なように、これまでと同じ生活を続ける事が大切です。

朝は通学している時と同じ時間帯に起き、しっかりと朝食を食べて勉強する、お手伝いも積極的にさせる、昼食も夕食もきちんと食べて早めに就寝するというのが基本です。家にずっと居るとダラダラしてしまいがちですが、メリハリのある生活を送る事で心も体も健康を取り戻す事が出来ます。

また少し余裕が出てきたら習い事など家庭以外の居場所を見つけても良いかもしれません。家族以外の人とコミュニケーションを取る事ができ、熱中したり仲間と話をする事で良い気分転換にもなります。達成感を味わう事で、それが自分への自信にも繋がります。

もちろん本人のやる気が無ければ、無理に外へ引っ張り出す必要はありません。あくまで子供がやりたい事、挑戦してみても良いと思っている事に限ります。

不登校児が進むべき道

不登校の期間は子供によって違います。3ヶ月や半年ほどで元の状態に戻る子もいれば、そこから長く、大人になっても引きこもってしまうケースもあります。小学校・中学校の義務教育が終われば教師が介入する事も無くなるので、親がどこかへ相談にいかない限りは家庭内だけで解決しなければならなくなります。

不登校の時期が長ければ長いほど、元の生活に戻る事は困難になります。しかし両親もいつまでも健在という訳にはいかず、どこかで現状から抜け出さなければいけません。そんな時に活用したいのがサポート校です。通信制や通学制があり、一般教養だけではなく音楽やデザイン、美容など一般的な高校では学べない専門的な知識を取得する事が出来ます。

さらにある一定の出席日数や試験の点数が必要になりますが、高校卒業資格取得も可能です。いじめに遭った子供が再び学校へ行くのは至難の業ですが、サポート校の場合は同じように不登校になった子供もたくさん入校しており、手厚い教師のサポートがあります。

最初は週一からの登校といったように自分のペースで通学する事ができ、勉強についていけなければマンツーマン指導を行ってくれる学校もあります。自分が学んだ事を活かすべく、専門学校や大学へ入学するためのサポート体制、就職支援にも力を入れています。

不登校はネガティブになる必要なし

不登校になった子供は好きで不登校になった訳ではありません。絶対に学校へ戻りたくない子もいれば、何かのきっかけで戻りたいと思っている子もいます。元の生活に戻るのは、中学校や高校に入学した時もあれば、サポート校から専門学校や大学へ進学が決まり、自分に自信がついた後になるかもしれません。

それでも人と比べる必要はなく、自分のペースで前進していけば良いだけの話です。大切なのは不登校になった事をネガティブに考える必要は無いという事です。確かに小中高、大学へとストレートに進んでいった人に比べると回り道をしている事は否めません。

しかし辛い経験をしてきた人達でも、その後は明るく人生を謳歌している人はたくさんいます。いじめに遭った、不登校になった経験は経験値を重ねているだけと前向きに捉え、自分に自信を持つ事が一番大事なのです。

(調理師を目指すなら専門学校へ通うのがおすすめ)